お金で一番難しいのはなんだと思いますか?
それは「使うこと」です。
貯めることよりも、使うことの方が遥かに難しいことだと思います。
使い方によっては資産にもなるし、負債にもなります。
使い道は人それぞれで、これにはお金かけない方がいい!とかこれに使った方がいい!とか簡単に言えるものではありません。
私は今でこそ毎月収支を管理して貯金もできていますが、ずっと無駄遣いの多い生活をしてきました。
そんな無駄遣いの多かった浪費家の私が、「浪費家脱出」のためにやって良かったことをご紹介します。
- 浪費癖に悩んでいる人
- 貯金をしたい人
- お金をちゃんと「使える」ようになりたい人
浪費は「見栄と優越感」

たくさんの「浪費」が始まるきっかけ。
それは就職して、バイト代よりもたくさんの収入が手元に入ってくるようになってからでした。
- 毎月1万円の先取り貯金以外は、全て使い切る
- 収支の管理は一切しない
- 何に使ったか把握していない
実家暮らしだったのもあって、それは楽しくお金を使いまくっていました。
初めてのハイブランドのお財布にバッグ、1着何万円もする洋服に高いコスメ。
今と収入は変わらない手取り15万弱の低収入でしたが、完全に身の丈に合わないお金の使い方をしていました。
私の当時のお金の使い方は、これに尽きます。
「見栄」と「優越感」のための浪費
別に誰に見せるでも自慢するでもないのに、ハイブランドの財布やバッグを持っている自分に「優越感」。
買い物に行くと予算オーバーでも、「見栄」で買ってしまう。(めっちゃ気に入ったとかでもない)
唯一の救いは、「借金をしなかったこと」。
両親が一括払い主義だったので、クレジットカードを使っても絶対に分割払いはしませんでした。
分割払いはまだしも、リボ払いは絶対にしない方がいいです!
「浪費家脱出」やってよかったこと
ずっと自分の好きなようにお金を使ってきた私が、「浪費家」から脱出するのは一苦労でした。
今までは買いたい!と思ったら、即買っちゃってましたから。
そんな私でも少しずつ「浪費家」から抜け出せています。
まだ完全に抜け出したとは言えませんが、確実に前へ進めていると実感しています。
「浪費家脱出」のためにやってよかったことを紹介します。
①支出の把握
家計管理の第一歩としても大切な「支出の把握」は、浪費家から脱出する第一歩にもなります。
私はノートに、買ったものを全て記録していくようにしました。
スマホなどを利用してもいいと思いますが、「書く」という作業で戒めにもなるので最初は手書きをオススメします。
1ヶ月、買ったもの全てを見てみるとどれだけ無駄遣いをしていたかよくわかります。
- 買ったものは使っているか
- 買っただけで満足しているものはないか
- 必要なものだったのか
月に1回、自分の買ったものを検証してみてください。
無駄だと感じた買い物はありませんでしたか?
自分がどんなものにお金を使っていて、どの支出が無駄か1ヶ月目でもわかることがあります。
②何がなんでも「先取り貯金」
「月末に残ったら貯金」?
浪費家の人には、そんなことは絶対にできません。
それぞれで貯金できる金額は異なりますが、絶対に!何がなんでも「先取り貯金」!
支出の把握で自分の無駄遣いがわかったら、そこから貯金できる金額を決めます。
無駄遣いしていたところを貯金に回せるようにしましょう。
私は最初、結構きつめの金額に設定しました。
それだけ無駄遣いが多かったということです。
先取り貯金の預け先は、「引き出しが面倒な口座」がおすすめです。
いつでもどこでも引き出せる口座に貯金すると、すぐに引き出してしまいます。
もちろん生活費等の口座とは別にして、「貯金専用口座」にしてください。
貯まってくると残高でニヤニヤしはじめますよ。
貯金は引き出しがしにくい「貯金専用口座」に貯めていく
③本当に欲しいものは貯めてから
「浪費家」だったときにほしいものがあると、銀行口座の残高を超えてなければ買ってしまっていました。
借金や分割払い、リボ払いはしないと決めていたものの、クレジットカードで払って翌月に一気にお金がなくなることもしばしば。
カードの引き落としが多い月は何も買えない→翌月に反動で買い物
こんな負の無限ループにハマってしまい、苦しんでいました。
今欲しいなと思ったものは毎月少しずつお金を貯めて、資金を確保してから買うようにしました。
そうすると貯めている途中で、「やっぱりいらないかも」なんてなることもあります。
きちんと貯めて購入したものは、本当に大事に使います。
④断捨離
「浪費」の多い人は、モノが多い傾向にあります。
私も部屋にはモノが溢れていたので、かなり断捨離しました。
一つ一つ処分していると、そのモノに使った金額を想像してゾッとします。
「物欲がなくなる」ところまではいきませんが、物欲が減ったことは間違いありません。
「それ、本当に必要ですか?」自問自答してみてください。
断捨離すると必要なものが何かわかるようになるので、不必要なものを買わなくなります。
⑤時給換算する
欲しいものを時給に換算するのは浪費を減らすのに、効果絶大です。
たとえば欲しいブランドのバッグ、あなたの労働何時間分ですか?
一度計算してみてください。
時給に見合うものなのか、それでも欲しいものなのか一呼吸置いて考えるいい方法です。
それだけの対価を払うだけの価値があると思って買ったものは、買っても後悔しないと思います。
使い方は人それぞれ
私が浪費家から抜け出すために、努力していることをご紹介しました。
やっちゃったーというような「浪費」は確実に減りましたが、完全にはなくせていません。
間違えないで欲しいのは、「使い方は人それぞれ」だということです。
家にお金をかけたい人、洋服にお金をかけたい人、旅行が好きで旅行にお金をかけたい人、車にお金をかけたい人、美容にお金をかけたい人。
それぞれに好きなこと、好きなものがあると思います。
でもとんでもないお金持ちでない限り、お金は有限です。
低収入の人でお金の使い方が上手じゃない人は、お金持ちになってもお金の使い方はきっと下手なままです。
- 「無駄に使う」のではなく、「大切に使う」
- 「いくら使うのか」より「何に使うのか」
常にこのことを意識して、これからもお金と上手に付き合っていきたいです。
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